8月新着番組

三国志が40話まで入っているのも楽しみではありますが(でも全68話まで入れるつもりなのだろうか)、それよりも今回はラジオ番組のほうが面白そうで。
まず、

紅白歌合戦第6回(1955年)・7回(56年)」。

1954年に名古屋の貿易商がラジオ付のテープレコーダ(勿論オープンリールですよ)を輸入、74年まで紅白を録音していたとのこと。
54年(5回)〜62年(13回)・64年(15回)*1は音声・映像ともNHKにも残っておらず、貴重なものである。
その中から6回と7回が入ったということ。
このころの流行歌を楽しむ、というのもいいのですが、それ以上に「どの程度音質が悪いのか」を知りたい。そう思ってしまうのですよ。

「講演 財政経済について(1935年)」

時の大蔵大臣・高橋是清が東京手形交換所で講演をした時のもの。
ちなみに高橋是清は翌36年2月26日、赤坂の自宅で反乱部隊によって殺害されています。「二・二六事件」の1つですな。
もっとちなみにですが、1951年発行「日本銀行券 B50円券」の肖像に採用されています。

「国家行事 東郷元帥国葬儀実況(1934年)」

一番の楽しみはこれです。
東郷平八郎国葬を実況したもの(そのままじゃないか)。実況は河西三省アナによるもののよう。河西アナといえば「前畑ガンバレ」ですか。
国葬をしたというのは知っていますがどのように執り行われたかまでは分からないので、それを知るというのもありますね。まあ単純に古い音源だからというのもあるけども。
http://www.nhk.or.jp/nhk-archives/arrival/index.html

*1:1963年の第14回はキネコで残っている。