「世界の国からこんにちは」を紅白で歌ったのは…

「世界の国からこんにちは」といえば、三波春夫が歌った大阪万博の歌、ですね。そう、「こ〜んにちは〜 こ〜んにちは〜…」です。
この歌が紅白歌合戦で歌われたのは1968(昭和43)年の第19回。もちろん三波春夫も出場しています。
…が、三波がこのとき歌ったのは「世界平和音頭」。「世界の国からこんにちは」ではありません。
「世界の国からこんにちは」が紅白で歌われたのは後にも先にもこの年だけ。さて、誰が歌ったのかというと…


坂本九です。


中にはご存知の方もいるかもしれませんが、「世界の国からこんにちは」は元々三波春夫の歌というわけではなく、三波春夫坂本九山本リンダなど8人がそれぞれレコードを出していました。いわば競作。
結局三波春夫のバージョンが売れたので、三波春夫の歌として定着した、ということ。