サンダーバード論争というおはなし

それは1月19日、文化放送竹内靖夫の電リク・ハローパーティー」にて、とある人物の「サンダーバード」のリクエストが採用され、「サンダーバード」がかかったという、何も知らなければただそれだけの極当たり前のことが発端なのであった。
すぐさま反応が番組に返ってくる。「こんなんじゃない(要約)」と。
19日にかかったのは「ハニー・ナイツ」のバージョンであった。
ご存知の方はご存知であろう。これはオリジナルではないのだ。


翌日には(当日には読まれなかったものの)さいたま市在住のDr.BigBearからメールが寄せられたほか、数々の証言が飛び出した。
とりあえずの結論として、オリジナルは「ロイヤル・ナイツ(とビクター少年合唱隊)」のものであること、文化放送にはその音源はないことが出た。そこで番組スタッフ“いそべ”がその音源を捜す旅に出た。
いそべは自分の趣味のため番組のため、リスナーのため、中華中古レコード店やらネットオークションやらをあたり、残念ながら当時発売されていたレコード盤は発見できなかったが、ついにソノシートの入手に成功した。
だが、そのソノシートには短縮版のテーマ曲しか入っていない。しかし、敢えてそれをかけることにしたのである。
事の経緯、そしてこの事に関する結論が竹内靖夫によって長々と述べられる。ここで件のBigBearからのメールも簡単ながらも紹介されることになる。


そしてついに、短縮版ながらもロイヤル・ナイツの歌う「サンダーバード」が放送される。時は2月09日午後7時過ぎ。そう、昨夜のことだ。


ところがそれで終わりではなかった。DVDにはフルコーラスで収録されていることが明かされる。そしてそのDVDも入手済みである、と。
ついに「サンダーバード日本語版オリジナル主題歌フルコーラス版」がAM1134kHzの電波に乗って川口市赤井から発信されたのである。


ここに「サンダーバード論争」は終結した。うん、終結した。


ご注意:
1.筆者は番組関係者ではなく、あくまで一リスナーのDr.BigBearです。
2.いろいろ端折っている部分があったり、細かいところでどこか間違っている箇所があるかもしれませんが、まあ大雑把にはこんなところです。
3.敬称は略させていただきます。