1月3日 謎の時計500円也

近所のリサイクルショップへ行く。開いてないかと思ったが開いていた。


漆塗りらしいセイコーの時計発見。値札には「壊れています 500円」と。
裏のラベルはほとんど剥がれているが、なぜか裏糊がラベルの文字に沿って残っていて、判読は無理だが電池の時計であることはわかった(電池交換日のメモ欄があった)。

しかし、トランジスタ式なのかクオーツなのかは分からない。文字盤には数字と妙に小さな「SEIKO」のロゴがあるだけで(下の縁に小さくJAPANともあるが)、「TRANSISTOR」とも「QUARTZ」とも書かれていない。
蓋を開けて機械を見ればすぐ分かる。しかし、ここが重大である。


蓋が開かない!


つまみが取れている。開かない。


クオーツ式はあまり好まないのだが、ひょっとしたらトランジスタかもしれないし、まあセイコーだし、500円だし、ということで購入。2006年最初の時計。


帰って、どうにか蓋を開けようと格闘を挑む。つまみを捻って開けるタイプかもしれない。しかし、あまり無理にやると漆が剥げてしまう。
どういう調子でなったかは分からないが、あっけなく開いた。磁石でとまっているだけだった。


機械はトランジスタ。液漏れはしていない。電池を入れても最初は動かなかったが、ボタンを何遍も押してテンプを無理やり回しているうちに動いた。

蓋のつまみがないのは惜しいが、結構いい掘り出し物だった。めでたしめでたし。